「家に帰ることが何より幸せ」と思える社会に|三木智有さん2016/08/10

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三木智有さん

 

 

「しぇあわせ」登録団体を訪問し、寄付先プロジェクト設立の背景や今後の展望を紹介するレポート企画。第8回に登場いただくのは、「ただいま!」と帰りたくなる家庭で溢れる社会を目指す「NPO法人tadaima!」。「家事シェア」をテーマに活動してきたこれまでの軌跡と今後について、代表の三木智有さんにお話を伺いました。

 

 

——活動を始めたきっかけを教えてください。

 

 インテリアコーディネーターの仕事をしていた時に、新居の内装についてご夫婦から相談を受けることが多かったのですが、マンションを新しく購入されるというのに、幸せそうな男性が少ないことに気付いたんです。家のことに全く興味を示さない旦那さんが多く、僕の周りの友人たちも仕事が忙しいという理由などで離婚する人もいました。いざ、自分が結婚するかどうか考えた時に、もっと家庭のことに積極的に携わっていたいなと考えたのが、「tadaima!」のビジョンを作るきっかけとなりました。

 

 こうして、「『ただいま!』と帰りたくなる家庭を実現する」というビジョンが出来上がり、事業内容を具体化するために、家族の絆を作るにはどうしたらいいか100組のご夫婦にヒアリング調査を実施しました。その調査で男性が家事や育児にどれだけ取り組むかが幸せな家族関係を築く上ですごく大切だというのを感じ、「家事シェア」と「インテリア」の両面からサービスを展開する「NPO法人tadaima!」の事業を本格的にスタートさせました。

 

 

 

 

 

「家事シェア」の考えをより多くの人に伝えたい

 

——「家事をシェアする」という意識改革のために、実際にどんな活動をしているのですか?

 

 まず、「家事シェア」の考え方、「家事を『分担』から『共有(シェア)』する」意識改革を目指して、自治体や企業などで、講演・講座・研修などの広報活動をさせていただいています。男性が家事をすることのメリットや、仕事と家庭を両立する時に男女ともに直面する課題など、主に「ワークライフバランス」という切り口で講演活動をしたり、フェスティバルなどでブースを出させていただき講座を行ったり、時にはステージでトークセッションをすることもあります。

 

 そのほかでは、インテリアコーディネーターの経験を生かして、ご夫婦で一緒に部屋の模様替えをしていただく「子育て家庭のモヨウ替え」というコンサルティングサービスも行っています。旦那さんや子どもが家事を手伝いにくい理由として、「家の中が散らかっていて使いにくい」ということが挙げられるんですね。このサービスでは、夫婦でコンサルティングを受けて、家の中を一緒に見直して模様替えしていきます。一見するとただの模様替えサービスのように見えますが、「子育て家庭のモヨウ替え」は模様替え・整理整頓することだけでなく、夫婦のコミュニケーションのあり方を考えるきっかけの場でもあります。

 

 サービスを受けていただいた方からは、「夫婦のコミュニケーションの時間が増えた」「住環境が良くなり子供がぐっすりと寝てくれるようになった」という声を聞き、「『家事シェア』が少しでも広まった」という手応えを感じた時はとても嬉しいですね。

 

 

 

 

 また最近は、子どもたちに家事を教えて、みんなで家事をシェアしようという「KIDS家事PROJECT(KKP)」にも力を注いでいます。子どもに家事を教えるのって実は大変エネルギーのいることなんですが、それを家庭内でお母さんが一人で担っていることがほとんどで。家庭の外で、子どもたちが包丁の使い方を学んだり、親が子どもに家事を教えるコツを学んだりすることで、家の中で安心して子どもと家事をシェアすることができるようになる。お母さんが家事を0から教えるのではなく1から教えれるように、「0を1に変える役割」を僕たちが担っていければと思っています。

 

 

 

 

 

——こうした活動をしていく中で、やりがいや幸せに思うことはありましたか?

 

 講演活動の後に、できるだけみなさんとSNSでつながるようにしているのですが、僕の講演を聞いて、「家のことをもっとやらなくちゃいけないと思い、今日はごはんを作ってみました」という男性の投稿があったり、「子育て家庭のモヨウ替え」のサービスを受けていただいた方からは、「インテリアを変えることで、生活用品の場所がわかりやすくなり、家事や育児のシェアがしやすくなった」という声をいただいたり。「KIDS家事PROJECT」では、子どもたちの成長ぶりを感じた時や「お弁当を早く作りたい!パパに見せたい」と喜んでいる姿、家族の仲が良くなっていくエピソードを見たり聞いたりした時は、やりがいを感じますね。

 

 

みんなで「家事シェア」をして幸せな家庭を築く

 

——今後の活動の目標や展望を教えていただけますか?

 

 今後は、「KIDS家事PROJECT」をはじめ、子ども向けのプロジェクトをしっかり作っていきたいと考えています。家族が仲良くコミュニケーションするためには、お父さん、お母さん、子どもの3者が当たり前のこととして家事に取り組んでいくことがとても重要で、誰か一人に偏ることなく、みんなで一緒に家事をするのが理想なんですね。なので、これからは家事が“コミュニケーションツール”になっていけばいいなと思っています。

 

 また、こういったプログラムをしっかりパッケージ化して、いろんな団体や企業に提案することも視野に入れ、今まで以上に、「家事シェア」の情報を発信していく仕組み作りにも積極的に取り組んでいきたいですね。

 

 

 

 

——しぇあわせユーザーへのメッセージをお願いします!

 

 「家事シェア」は、身近なテーマ。イベントなどにご参加いただいて、家庭のことを改めて見直すきっかけを作ってもらえたら嬉しいです。僕の講演・講座を聴き、「tadaima!」の活動に共感いただいた方が、ボランティアベースでイベントなどを手伝ってくれたり、イベントを企画されている方から一緒にイベントをやろうとお声がけをいただいたり、僕自身もたくさんの方々に助けていただいているなと感じるのですが、そうしたことを通して、何より「ただいま!といつも早く家に帰りたくなった」のは僕自身。そんな家庭を築けたのはとても幸せなことだと思います。それがこの活動を続けてきて一番良かったことですし、続けていく動機にもなっています。だから、より多くの人にそんな幸せのかたちを伝えていきたいですね。

 

 

 

 

INFORMATION


 

三木智有


1980年生まれ。鳥取県出身・東京都国分寺市在住。2006年にインテリアコーディネーターとして独立し、多くのコーディネート、リフォームなどを手掛ける中で、部屋をリフォームしても、そこに住む人が片付けが苦手だと、快適な暮らしが出来ない事実を知る。働くことだけでなく、男性ももっと「くらし」を楽しめるような社会を実現したいと思い、「NPO法人tadaima!」を設立。

 

▼ NPO法人tadaima!:http://npotadaima.com/

 

 

 

 

【寄付先レポート バックナンバー】

 

▼ 人も生きものも、みんなで暮らせる地球に|木下さとみさん

 

▼ 病気に対してフラットに関われる世の中を作りたい|千葉直紀さん

 

▼ 青臭くても、子どもたちを笑顔にしたい!|佐藤シュンスケさん

 

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