12歳の少女が書いた作文「78円の命」が、絵本として出版2016/07/12

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絵本として出版された「78円の命」

 

 

 「78円の命」。これは、2012年に小学6年生の少女が“動物の殺処分”について書いた作文のタイトルです。犬や猫のあまりにも悲しい現実に心を痛めた少女が綴ったこの作文は、大きな話題となり、今年には絵本として販売されるまでに。

 

 同作文の作者・谷山千華さんは、近所の捨て猫に名前を付け可愛がっていたそう。その人なつっこい猫は、次第に近所の人気者になっていったといいます。そして、2年が経ち、猫は赤ちゃんを産みましたが、ある日その子猫の姿が見えなくなります。子猫は保健所に連れて行かれてしまったというのです。谷山さんはその時、保健所のことを何も知りませんでしたが、「殺されちゃうよ」という友達の言葉に驚き、保健所について調べ始めたそう。

 

 保健所に連れて行かれた動物たちが、どのようにして日々を過ごすのか?殺処分となった時に、どのようにして殺されていくのか?年間10万匹以上の犬や猫がこの悲しい運命を辿ることになり、そして、殺処分に掛かる費用が1匹あたり「78円」だという現実を知り、驚愕します。「動物の命の価値がたったの78円でしかないように思えてーー」と、谷山さんはその心の傷みを素直な感性で綴りました。

 

 豊橋市の「話し方大会」で優秀作品に選ばれた同作文はその後、同市の道徳の授業でも取り上げられるなど、多くの人の注目を集め、やがて、共鳴した人々が集まり「78円の命プロジェクト」が始動。そのプロジェクトの一環として、多くの人にこの現実を伝えるために谷山さんの作文を絵本化するという運びになったといいます。必要な資金調達は「GREEN FUNDING by T-SITE(グリーンファンディング)」で行い、最終的に527人から390万円を超える支援が集まり、6月30日に晴れて絵本として出版されました。

 

 絵本の帯には「暮しの手帖」の編集長を務めた松浦弥太郎さんによる「大切なのは、いのちそのものではなく、いのちをせいいっぱい抱きしめること。」という考えさせられる言葉が寄せられています。初版本は作文のタイトルと同じ、“78円”で発売。同プロジェクトメンバーは、絵本化をすることで「多くの子どもたちに、『命』について考える、きっかけ作りをしたいと思っている」と話しています。

 

 今の時代、78円で何が買えますか?あまりにも安いその金額に、改めて命の尊さとは何なのかということを考えさせられます。この絵本が1人でも多くの人の目に触れ、1つでも多くの命が悲しい運命から救われることを願ってやみません。

 

 

▼ 78円の命プロジェクト
 

 

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